S様邸～屋根、床編～@東京都中野区
builddesignそれぞれのライフステージと共に、家も変化していくもの。
今回は、2階建ての住居を二世帯住宅へ。
屋根や床など大きな部分の修繕に加え、キッチンの増設・間取りの変更など、これからまた新しい形で長い年月を過ごす準備を整えていきます。
家を守る屋根
屋根は、雨から家を守る役割に加え、温度調節や遮音といった効果も併せ持つ重要な箇所です。
普段はあまり目に留まる機会がなく、気づかない内に経年劣化が進んでいることも少なくありません。
劣化による欠けなどを放置すると、雨漏りの発生につながり、そこからさらに柱や壁などが腐食していく原因となりえます。
苔の生えた屋根を全てはがし、防水紙を全面に貼り、ガルバリウム鋼板をのせました。
屋根の内側=2階の天井部分には、100mmの断熱材を隙間なく。
冬はあたたかく、夏はすずしく、1年を通して快適に過ごす工夫です。
家を支える床
天井と同じ断熱材を2階の床（１階の天井）にも敷き詰めます。
元和室だった床は昔の下地を利用し、新しく下地材を施工しなおしてから構造用合板を貼り、フローリング仕上げを行いました。
断熱材とフローリングの間の空洞が、温度や音の調節を担います。
断熱材は壁にも。
また、1階の床は地面からの冷気の影響を受けやすいため、
2階に使用したものより更に断熱性の高い断熱材を入れました。
