木を活かした人に優しい二世帯住宅@東京都大田区
木は優しい。木は断熱性が高く、湿気の調整もしてくれる。本当に人にやさしい素材だ。
目に与える刺激も少なく、逆に癒してくれる。
そんな木の優しさを活かした二世帯住宅のご依頼が今回の案件。
新たにお父様と住まわれる施主さんの温かい心が通ったプロジェクトだ。
木の優しさを暮らしに
私たちは日々、紫外線に囲まれて暮らしている。紫外線は目に有害であり、サングラスをかけて目を守る人もいるくらいだ。
木は目に有害な紫外線を吸収してくれる。
木を生活に、見える所、隣に置いてもらえることで、人はやさしい景色を見ることができる。
今回の二世帯住宅にはそんな工夫が沢山活かされている。
目に映る木目の風景
まずは、寝そべって上を見てみる。
普通であれば天井は平面になっており、クロスなどの造作があるのが一般的だ。
今回は木材の梁をみられるようにした。
年数を経過した木の色はいい味を出しており、梁を出すことで天井が高くなり解放感を生み出した。
そのため、断熱材は屋根部分に持っていった。
次は窓に目を向ける。
ベランダを見たときに木に囲まれた感じを味わえるように、ウッドデッキをあしらった。
寝そべっている床はもちろん無垢のフローリング。
裸足で歩いても心地よく、経年変化も楽しめる。
木の床は音を適度に吸収してまろやかにする効果もある。リビングは家族の楽しい会話がまろやかに響く空間となる。
お父様へのやさしい空間
お父様のお部屋は動線が短くなるように設計し、収納家具や畳ベッドへの収納スペースなど、使い勝手を考えた。
畳に昼寝でゴロっとしても気持ちのいい空間を作ることができた。
いつまでも元気で暮らして欲しいとの気持ちが通っている。